
Our Work 私たちの仕事・・・
Our company, which is celebrating its 36th anniversary, will meet the needs of our customers and provide a comfortable living environment.
読谷村宿泊施設N邸 STORY
01
いざ工事へ・・・




安全祈願祭も終わり、内装工事を着手して間も無い頃、職人さんからヒヌカン(火の神様へ願いを行う香炉)が残されている為、この現場では作業ができないと相談があり急遽、施主様に報告し、専門知識のある方にヒヌカン閉めを行っていただくことになりました…私自身、この仕事に長年携わっていますがヒヌカン閉めを依頼するのは数えるくらいしか経験がないです。また工事着手当初に発生した、大型台風の襲来で発覚したのが、新築時当初からの赤瓦(琉球瓦)の劣化からくる雨漏れでした。そこで瓦職人に頼み込み、時季外れ(沖縄で瓦の葺き替え工事は台風時期を避け、冬頃行う事が主流となっている)の葺き替え工事も行う事になり、工事費が膨らむことになりました。
02
工事への対策・・・
古民家のリノベーションは、当然木造建築が対象と
なりますので、構造材と呼ばれる柱・梁・地梁等の
撤去してはいけない部位を残しつつ、傷んでいると
ころは補修が必要となるため、丁寧に確認を行いな
がらの作業が必要になりました。
なので作業に要する時間や労力・準備も、通常の工
事に比べると思うように進まないことが予測されました。
実際、大型の梁材の納期にも時間を要しましたし、古民家を移築した沖縄そば屋さんへも作業の確認のために、客として何度も足を運びました。




03
施主の想い・・・

プランニング当初のヒアリングでは、予算との兼ね合いから金額を抑えた提案となっていましたが、施主様の『最高の想い出の提供』という夢を実現するために、資材のアップグレードや必要な工事が増えていくことになりました。
04
完成

施主様の大好きな沖縄で、宿泊客皆様の旅行が、
建物の演出を通して『最高の想い出』を提供する
という夢の一助になる事を願い、チームとして
最後まで工事に携われたことに感謝の気持ちで
いっぱいです。
このお宿を通して、施主様が幸せな観光の想い出を
増やし続けていただくことを確信し、本工事に携わ
れたことを誇りとして、お引渡しをさせていただき
ました。






